「誓はそうやって少しずつ前に進んできたんだ。
……大体分かってくれた?」
こくんと頷く。
今まで知らなかったことが分かった。
ビックリしたこともあったけど。
2人がどんな人生を歩んできたかが垣間見えた。
何より、2人の絆がどれほど深いものか分かった。
双子の姉弟。
生まれた時から一緒にいたんだ。
両親の死も2人で乗り越えて。
2人一緒に生きてきたんだ。
……私なんかがいのりに成りきったって、代わりなんかきくわけなかった。
鼻の奥がツンとして、目に涙が溜まってくる。
今の私が先生のために出来ることは――――
