「なおっっ…………」 直人、と叫びそうになって慌てて口を押さえた。 先生と会ったときもこんなことしてなかったか、私。 スーツの男性は怪訝な顔でこっちを見る。 その人は、やっぱり記憶の中に出てきた直人がそのまま大人になったような顔立ちだった。 な、なんでよりにもよって記憶を見た日に本人に会うの。 ていうかこんなところで何してるの。 「な、何かお困りですか?」 不自然だったかもしれないが、笑って誤魔化すしかない。