今でもあなたが大好きです。



校門を出るところで、スーツ姿の人が目に入った。


傘を深く差していて顔は見えない。

OBとかかな。
誰か待ってるのかな。

でも生徒はもうほとんど残ってないはず。

こんな雨の中待ってるんじゃかわいそうだ。



……声、かけた方がいいかな。


意を決して1歩近づいた。


気配を感じたのか、相手の傘が少し上がった。