ああ、心配してくれてるのか。 言葉では表さないが、こいつはそうゆう男だ。 「……そうだな。梅雨だな」 そして俺も、 いつも助けてもらっている友人に、感謝の気持ちを表すことはなかなか出来ないでいる。 冷蔵庫からビールを取り出した。 「あ、俺も」 「お前、車だろ」 「泊めて」 直人は女子のような甘えた声を作る。 「キモい」 「そうゆうこと言うなよ。俺とお前の中だろ」 変なこと言うな。 反発する前に手から缶を引ったくられた。