6月。 4日前に梅雨入りが発表されてから、雨は止むことなく降り続いている。 窓から外を眺めながら、首にかけるネックレスの先をぎゅっと握った。 2つのリングが、手の中で1つに重なる。 服の下に隠してはいるが、肌身離さず着けているその宝物の感触に目を閉じた。 雨は嫌いだ。 1番消し去りたい記憶を連れてくる。