奪いとれっ!!

*****

........


........



「........う、うーん?」


「獅倉くん.....」


小声で獅倉くんの顔を覗き込んだ。


彼はゆっくりと目を開ける。


部屋には暖かく柔らかい日が指している。



「良かった。気がついた?」


静かに話し掛ける。




獅倉くんは事情が呑み込めない様子でしばらく黙っていたけど、


「.....うん?ここは?」


そう言って体を起こそうとした。



「ダメですよ、まだ寝てなくちゃ」


彼をベッドに押し戻す。


「....俺、なんでここにいるんだ?」


「ここはある人の家なの」


「ある人?」


黙って私は頷く。