奪いとれっ!!

早合点しちゃって。


体を起こしたところで元気なわけじゃなかった。

.....私ってやっぱりバカ。




彼が起き上がってくれたのが嬉しくて、元気になったっ!なんて思っちゃって。



でもでも彼は今とっても苦しくて....。


「はぁ.....はぁ.....」


苦悶の表情は変わらない。



本当にこのままで良いの?

死んじゃわない?

不安がどんどん心に押し寄せてくる。



「やっぱり、救急車を呼んだ方が....」


「....ダメだ」




「どうして、このままじゃ死んじゃうよ」


「......一緒に.....いて....くれ」



そう言うと、獅倉くんの体は地面へ崩れ落ちた。


「獅倉くん?!獅倉くんっ!?──── 獅倉くーんっ!!?」