奪いとれっ!!

「そうだぁ、瑠理ちゃんさあ~、暁月高校の男の子調べてって言ってたでしょぉ」


うん?


「えっとぉ、確かぁ、しし....?獅倉くんだっけ?」


黙ってうなずく私。



「あのねぇその人ねぇ、逮捕されたみたいだよぉ」



はっ?!



”ガタンッ!!”


ゆず子の放ったセリフが唐突過ぎて、思わずテーブルに手をついて勢いよく立ち上がる。



「逮捕?!」



驚きのあまり声が大きすぎたみたいで、一斉に周りの視線を集めてしまった。


「ちょっとぉ、瑠理ちゃん。声が大きいよぉ。座って座って」



恥ずかしそうにカフェを見渡しながら、座れ座れと手で合図をしてくる。