奪いとれっ!!

「あんた、俺にお礼しに来たんだろ?」


あはっ、忘れてた。

思わず肩をすくめる。



「あの、獅倉くんが来なかったらと思うと.....。本当にありがとうございました」


言いながら頭を下げる。


と、


えっ?


ちょっ!!


私は畳の上に押し倒されていた。


どうして?


どうなってんの?


手首が畳に食い込んでちょっと痛い。


「お礼って、こう言う事だろ」


彼の口元がニヤリと笑った。