奪いとれっ!!

「はぁ、はぁ」


必死に抵抗しているときだった。
ふと、ベッドわきに置かれているサイドテーブルに花瓶があることに気づいた。


思い切り手を伸ばす。


ああ.....ダメ、もう少し。


遼さんの顔を両手で押しやりながら、体をずらす。


もうちょっと.....あと少し....。




つっ......。


.......とどいた!!



花瓶を手に取ると、思いっきりサイドテーブルに叩きつけた。


”ガッシャーン!!!”


大きな音に驚いて一瞬動きを止める遼さん。



その隙に私は割れた花瓶を自分の首元にあてた。