奪いとれっ!!

「瑠理香、食事を全然取らないんだって?」


その夜、遼さんが来た。


「遼さん、これは監禁よ。立派な犯罪だわっ!!」


「食事を取らないと倒れてしまうぞ」



「はぐらかさないでっ!!」


ゆっくりとソファーに座ると遼さんは、


「そうだね.....外部に漏れればね」

不気味に笑った。



「なんですってっ?!!」


「外部に漏れなければ犯罪も気づかれないよ」



目の前が真っ暗になった。



「お前の両親や学校にはちゃんと連絡をしてある。心配無用だ」


遼さんのことだから、ぬかりはないはず。


両親はダメかもしれない。

遼さんの家から学校に通うとか言えば納得してしまうだろうし。


後はゆず子。

どんな理由で私が休んでるか分からないけど、学校に登校しないことを不審に思ってくれれば、何か動いてくれるかも知れない。


ゆず子に期待するしかなかった。