奪いとれっ!!

通されたのは、本当に何もない板張りの質素な部屋だった。


広い板の間にテーブルセットが一つ、それに暖炉。

ガランとした印象で、壁にはキリストの絵画が一枚。




「この部屋しかないのだけれど」


「十分です。ありがとうございます」


「椅子に座ってなんとか寝れるかしら?
このあたりは深夜になると結構冷えるのよ」


そう言うと、シスターは暖炉に火を入れてくれた。


「薪は暖炉の横にあるから。それから毛布を用意しましょう」



そう言ってシスターは出て行った。