奪いとれっ!!


「おー、堅斗久しぶりじゃねーかぁ」


「先輩。ご無沙汰してます」


「なんだよ、ちっとも顔みせねえからよ、俺のこと忘れちまったのかと思ったぜ」


「すみません、向こうに引っ越してから色々あって」



下から聞こえる声。


堅斗が来たんだ。


一瞬で心臓が騒ぎだす。



”トントン”階段を上る音。



堅斗はすぐすこまで。


高鳴る鼓動。


.....どうしよう。


会ってどうしよう。


頭の中は真っ白になってしまった。