奪いとれっ!!

ラーメン屋さんの二階の一室が優実さんの部屋。


和室にベッドや机が置かれていた。


「ま、どんな事情か知らないけどさ、女を泣かせるなんて堅斗もダメじゃんか」


「.....違うんです。悪いのは私なんです」


「それでも、女を泣かせるもんじゃないよ」


「.....」



「でもあいつさー、そんなに怒るやつじゃないと思うんだよね」


「余程のことしたの?」優実さんは続けた。



「.......」



「あっ悪りぃ。無理には聞かないけどさ」


優実さんはサバサバした気のいい人だった。