奪いとれっ!!

「ま、ラーメン食べて元気だしなよ」

優実さんは私の隣に座った。


完全に勘違いされてるけど.....まいっか。


「堅斗いいやつでしょ?」


「....はい」


「はいよ、チャーシュー多め」


と、目の前に置かれたラーメンを二人ですする。


「美味しいっ!!」


「でしょー、兄貴のラーメンは世界イチなんだよ」


「今度堅斗も連れて一緒に来たらいいや。俺もあいつが高校行ってからあんまり会ってねえし」



「.....はい」



.......。



......くっ.....。


ダメだよ、泣いちゃ。


何度も自分に言い聞かせてるのに、勝手に涙が。



「あれ?お嬢ちゃんどうしたの?俺のラーメンうますぎて感激しちゃった?」


「バカ、兄貴は黙ってろ!食い終わったらあたしの部屋いこう」


.....うん。


無言でうなずいた。