奪いとれっ!!

”ドサッ”


手首を掴まれて、ソファーに押し当てられてしまった。


堅斗の家族のことを考えて油断してた。



「いい子だ....」


......うっ。


気持ち悪いっ!!


必死に抵抗して遼さんの唇を拒む。



「お前、最高だよ」


無理やり唇をふさがれると......。


.....つっ。

.........。



私を拘束していた手首を離し、制服のブラウスに手を掛けた。



どうにもならない運命が悔しくて、腹立たしい。


だってここで私が拒否すれば、遼さんはすぐにでも銀行に電話をするだろう。


弁護士に相談して遼さんを罪に問えたとしても、融資は打ち切られる。


結局.....結果は一緒。


『倒産』の二文字が頭から離れない。


諦めるしかないの?