奪いとれっ!!

でも良かった。

お父さんもお母さんも私のこと考えててくれた。

ホッとして涙が出てきた。

良かった、まともな親で。

お金に目がくらむような人たちじゃなくて....。


こぼれる涙を制服の裾でぬぐった。



「俺んちって政財界に顔が利くって言うかさ、知り合いメチャ多いわけ」


.....?


「.....だから?」


「これだから、幼稚なんだよなぁお前は」


幼稚って意味わかんない。


ムカムカしてきた。


「そこが可愛いんだけどな。変に計算してなくて。
俺の周りの女どもは計算高くて嫌なんだよ。
どうしたら俺と結婚出来るかなんて考えてて、正直うんざりだよ」