奪いとれっ!!

「さてと、今この部屋には俺とお前の二人っきりだ」


”ゾク”身震いする。


「何か飲むか?」


首を振って要らないことを伝える。


「そう警戒するなよ、何もしないし」



広い部屋の中で私は遼さんと一定の距離を保ったまま、話しを聞いている。


警戒するなと言われても、警戒心をとくわけにはいかないし。


「お前に大事な話があってさ、ここに来たんだけど。
大抵の女は『キャーキャー』はしゃいで喜ぶんだけどね」



立ち上がると遼さんはワインを開けて、グラスに注ぎこむ。