奪いとれっ!!

「へー、意外。遼さんてばうやむやにして、別れちゃいそうなのに?」



「瑠理ちゃんっ!!」



しまった。


私は慌てて口を押えたけど、もう.....遅い。



「やはりあなた、岩清水さんと親しいようね?」


鋭い眼光を向けられてしまった。



天井を仰いでため息ひとつ。

「親しいって言っても.....幼なじみって言うか。
遼さんの性格は大体把握してると思いますけど.....そんな程度です」


ここで、『遼さんは希代のプレイボーイです』なんて言えるはずないし。


私だって空気読めるし。