奪いとれっ!!

「子供の頃からそいつのこと心の片隅にあったんだけど、成長するに従ってだんだんそいつのこと薄れて忘れかけてた」


堅斗は『あーっ』イライラしたように頭をかいた。


「言い訳になるけど、日々の生活に忙殺されてたのもあるし....ダメだな俺」




......?


”そいつ”って誰かな?



「俺の高校ってさ、ミッションスクールだからミッション系の大学に推薦入学できるの知ってるだろ」



うん.....一度話てくれた事があるけど。



ミッション系の大学は都内でも数校あるけど、どれも有名大学ばかり。



「で、俺はそれでいいと思ってた。推薦で行ける大学は別に悪い大学じゃないし十分だって....」



堅斗?


しばらく堅斗は口をつぐんでいた。