────私の家の前まで来ると、


「明日もアパート行くね」


「....ああ」


元気のない堅斗を前に、パーティに誘ったことを後悔していた。

まさかあんなことになるなんて。

後味の悪いものになってしまったことに責任を感じる。



「明日はバイト早く終わるんだよねっ。お夕飯何作ろっかな~」


「......瑠理香」




いつも以上に強い力で抱きしめられる。


.....け、堅斗?!


「.....苦...しい....よ」



......堅斗?!



彼の激情が伝わってくるキスだった。


いつまでも、いつまでもその唇は離れなかった。