奪いとれっ!!

「瑠理香、暗いから危ないぞ。お前はドジだから池に落ちかねないし」


「平気っ。私そんなにドジじゃないもん」


私は芝生の上に置かれたローソクを一つ取ると、


「これがあるから。行こっ」


堅斗の腕を引いた。


「おい、俺の言うことが訊けないのか?」


「堅斗と一緒だから池に落ちたら助けてもらうよーだっ。早く行こっ」


堅斗は立ち上がると、


「失礼します」


遼さんに軽く一礼すると、『俺が持つよ』私の手からローソクを取って足元を照らしてくれた。