奪いとれっ!!

「獅倉くん、楽しんでる?」

遼さんは堅斗に声を掛けた。


「.....はい」


「なら良かった」




「遼さんと堅斗が知り合いなんて以外でしたよ」


「やっぱり瑠理香を通じて知り合ったんですかぁ」


「まー、そんなとこかな?ねっ瑠理香」


「う、うんそうだね」



堅斗がケガをして遼さんにお世話になったことは、ゆず子と有史くんには話していない。



「────ところで銀座の二年待ちのフレンチ知ってる?」

「知ってますぅ、ブリーズポートですよねぇ。一度行きたいと思ってるんですけどぉ、予約が大変じゃないですかぁ」


「あそこのオーナーが知り合いだから、今度みんなで行こうか?」

「えー凄いですぅ。予約なしで行けるなんてぇ」



いまいち堅斗は会話に入りずらそうで....堅斗は黙って食事を口に運んでる。




「堅斗、あっちの池に行ってみない?」


「あー.....?」