奪いとれっ!!

変なものを見るような言い方に私は不快感を抱いた。



「おば様、金髪なんて普通ですよ。街を歩けばいっぱいいますから」


「こう見えて、堅斗は学校でも人気者なんですよ」


私に続き、有史くんもフォローしてくれた。



「まーそうなの?私あまり街を歩かないし.....政財界のご子息にもあまり見ないものだから.....つい」



『ホホホっ....』おば様は口に手をあてて笑う。




「堅斗は学校でも成績上位。僕は良く勉強を教わってるんです」


有史くんは微笑んで話す。


「そう。よろしくね、獅倉さん」


「.....はい」

ん?堅斗の表情が浮かないのは気のせい?



ふと堅斗に視線を送ると、黙ったまま下を向いている。