奪いとれっ!!

「みなさん、こんばんは」


品の良い穏やかな声がして、私たちはそちらに顔を向けると遼さんのお母様だ。


「久ぶりね瑠理香ちゃん」


私は立ち上がって会釈をする。


「全然うちに遊びに来てくれないんだもの、おばさん寂しいわ」


「高校生になったら忙しくなって」


申し訳なさそうな顔をする。


「そうねぇ、遼が連れて来る女の人は、全然私のタイプじゃないのよ....瑠理香ちゃんがいいわぁ」


「お袋っ!!」


遼さんは咳払いをしながらおば様を静止する。


「あら、ほんとの事言ってるだけじゃないの」


「今ここで言う話じゃないだろ」


焦らなくても平気ですよ、遼さん。

みーんな知ってますから、遼さんのプレイボーイぶりは....。