奪いとれっ!!

「そうかぁ....?」


『うん』力強く頷く。


「慣れてる感じした」


壁にもたれながら唇をとがらせる。


「.....お前が初彼女じゃないからな」



.....!!



どうしてそんな意地悪言うかな....。


心が壊れそうだよ.....。


ってか、壊れちゃったよ....。




大粒の涙がポロポロ頬を伝う。



堅斗は絶対モテるから彼女がいたことくらい、聞かなくったって分かってるよ。


でもそれを言うかな?

しかもこのタイミングで。


涙が止まらなくって、声を押し殺して泣いた。

と、大きくて暖かい手のひらが私の涙をぬぐう。



「でも....お前が最後だから」


優しく唇が触れあった。


そして、堅斗はおでこに小さくキスをした。



.....?今のは。



「誓いの証」



「誓い?」



『うん』と堅斗はうなずく。