奪いとれっ!!

「へー、あなたが獅倉くんの彼女さんですかぁ。初めましてっ」


ゆ、ゆず子?


「なに、あんた?」


優実さんがゆず子をにらむ。


「私ぃ、奥峰 ゆず子ですぅ」


「はぁ?そんなこと聞いてないんだけど」



「ダメですよぉ、そんなに怒ったらぁ。獅倉くんに嫌われちゃいますよぉ」


「何だってっ?!」


ゆず子?どうしたの?


「暁月高校の生徒はおしとやかな女子が好きなんですからぁ」


「だから、何だってのよ?それと堅斗となんか関係あるわけ?」



『うふふ』ゆず子は不敵な笑みを浮かべる。




ゆず子と優実さんの会話を私は黙って見守るしかできないでいた。