奪いとれっ!!

私は黙ってその人と対峙していた。


その相手、獅倉くんの家で会った人。


確か、優実さん。


獅倉くんの.....彼女だ。



「.....だから堅斗には二度と関わらないでよっ」


勉強を教わっていたことバレてた。


「ご、ごめんなさい」


狭い街だもん、バレちゃうよね。




.....



「どうしたのぉ?」


私の制服の裾をゆず子が引っ張る。


「あ、ああ.....」


「うーん??」


首を傾げるゆず子だったけど、


「もしかして獅倉くんの関係者さんですかぁ?」


優実さんに問いかける。



関係者って。嫌味なのか天然なのか?


優実さんはチラッとゆず子を見る。


「関係者ってなにさ。彼女って言いなよ」