………したのはいいけど…


「アスカのせいだ! 
 アスカがグダグダ私に言ってるからだ!」

「…あんたが遅れてこなきゃいけたわよ」


「なんで席が空いてないんだ!!」


いつも座ってる席には、美脚を見せびらかすように足をくんでいる美人さんがいる


「そりゃ、みんなレオさん見たいわな」

アスカはふむふむと1人で納得してるけど、
正直今はそれどころじゃない!


クラブ内は凄く混んでいて、
背が低い私は、いろんな人にぶつかりながらも
スタスタと歩いていくアスカを見失わないように必死だ


「あそこ、あいてんじゃん」

「…私の身長じゃ、見えまぺん」

アスカが奥のところを指さしてるのは見えるけど、それ以外は何にも見えない