キャンディー

化粧室へ行き 2次回へいく途中…



どこかで見かけた人が 一人、離れのテラスで 涼んでいた…



よく見ると、私が ずっと ずっと14年以上もファンをしている、俳優の



『大澤 洋』だった!!



「えっ!?…うっ、うそ!なんで ここに?…」



私は一人パニック状態!



でも 彼を見ると酔いを覚まして涼んでるようだった…



私は ピン!と頭の中で、ひらめいた。


冷たいタオルと凍り水を 急いでフロントに用意してもらい 彼の元へ…


「あ、あの…大丈夫ですか?」



心臓が口から飛び出そうなほどに ドキドキ してた


彼は、椅子に 座って辛そうにしていた



「あ…っ だ、大丈夫、ですよ…」



「あ、あの…よかったら…これ、どうぞ…」



私は 冷たいタオルと氷水を 差し出すと喜んで 使ってくれた。



「いや〜ありがとう ございます! ちょっと 羽目外し過ぎちゃったみたいで…」



「だいぶ楽になりました!」



彼は バレたくないのか、ずっと目を伏せたまま…


私は、なんとか顔を向かせようと 思いきって、彼の隣に座った。



彼は 驚いた顔で私を見た。



…やった!心の中で ガッツポーズ



「なんか とても辛そうに見えたので、余計な 事かとは思ったんですけど… 」



「い、いやいや…余計な 事だなんて、とっても 助かりました」


「本当に ありがとう ございました…」



「そんな、全然いいんですよ。それじゃ、私は これで…」



私は、高鳴る想いを抑えつつ、その場を 後にした。