「なんか…恥ずかしいよ〜」


「今夜は二人だけなんだから、恥ずかしい事なんて ないよ」


彼は 私を強く抱きしめた。


「やっぱりスマートに なっただけあって 腕が回るな…」


「でも、前の お前も 大好きだったよ…」



「ありがと。最後に最高な私を見せることが できてよかったわ」


「これからは 一人で強く生きてくね…」



「変な虫に捕まるなよ…」


「大丈夫!学習能力は あるつもりだからっ。」



彼は 優しい笑顔で私を見つめ、愛情たっぷりの キスを くれた…。



最高なディナーも終わりかけた時、彼は私に200万円を手渡した。



「頼む!受け取ってくれ…せめてもの 償いだ…」



彼は頭を下げて封筒に入った現金を私に差し出した。


「・・・分かった・・・」


私は受け取った。



「俺…お前と出会えて良かったよ…」



「ありがとな…」



「私も…出会えて いっぱい幸せだったよ・・・」



「ありがとう…」



こうして13年間の幕は 3つめのキャンディーの願い通りに 降りた・・・