翌朝も この体が元に戻ってないか 急いで鏡を見に行った。


「・・はぁ~・・・良かった。綺麗なまんまだ・・・。」


安心したところで なにげなく服を着ようと選んでると・・・・


「あっ! 着られる服が無い!!」



前は19号と なかなか聞かないサイズの数字。


でも今は 6号 7号だ。それに下着も合うのがない。


私は 幸せな気分に浸っていたけど、気がつけば 


お金がない。


愛人と言えども 彼は普通の会社員。高給取りではないので 生活費は


ギリギリにしか もらってない。


「!」


私は ビンを取りキャンディーを口に入れた。


そして・・・


「宝くじやロト6・・・クジと言うクジに 当たりますように・・・」



私は また眠っていたみたいだった。


昨日のワンピースとヒールをはいて 急いで宝くじの店へ行った。


ちょうど スクラッチをやってた。


手始めに 1枚買ってやってみると・・・・・


「!」

「じゅ・・・じゅうまんえん・・10万円!?」

「ほんとに・・当たっちゃった・・・」


私は震える手で窓口へいくと


「おめでとうございます!10万円換金になります!」


「あっ・・・は・・はい・・」


頭がボーッとしながらも お金を受け取ると すぐにバッグにしまい

急いで近くの ロッテリアに駆け込んだ。


ドリンクだけ頼むと 隅の席に座り バッグの中を覗き込んだ。

しっかり10万円が入ってた。

「やっぱり、あのキャンディーのお陰だ・・・。おばあさん・・・ありがとう。」


ドリンクを飲んで気持ちを落ち着かせようとしていても、顔の にやつきが 止まらない。