もちろん、担任の話の内容なんてちっとも頭に入らない。 僕の頭の中を占めるのは数々の疑問たち。 なんで?どうして?君がここにいるの? 答えなんてわかりきっているはずなのに、それすらわからなくなってしまうほど、動揺していた。 そんな僕のことなんて知る由もない担任はみんなに自己紹介を促した。 僕は君を知るために、息を潜めて君の順番を今か今かと待ち続けた。 息を潜めるどころか、息をするのすら忘れていたみたいだ。 すごく、苦しい。