春、キミを思い出す

ジリジリジリジリジリジリ


目覚まし時計がなる


うーん、、

ねむーい………

起きないとな……


バッと起き上がる


そして、ギシギシきしむ階段を下りる

朝のパンは自分で焼いて自分で食べる。

一人で──

それが習慣みたいなものだった


その後は、歯をシャコシャコ研いて

制服に着替えて

洗面台に立ち並ぶ。

それで、腰まである栗色の髪の毛をブラシで丁寧にとかす。