漣さんの運転で家に帰ってきた俺たち
「美夜、お父さん明後日
イギリスに戻らなきゃいけなくなった」
『そっか・・・。
忙しいのにわざわざ帰ってこさせちゃって
ごめんね』
「何言ってるんだ。
俺にとって大事なのは仕事じゃない
美夜や美波
家族が一番だ。
もちろん大翔君も。
もう家族同然だからな」
穏やかな笑みを浮かべる漣さんは
椅子に座る美夜に目線を合わせるために
膝をついて話す
「美夜が怪我をしたって聞いて
心臓止まるかと思ったんだ。
お願いだから俺がいない時に
これ以上怪我や病気はなしだ。
お父さんの心臓がいくつあっても
足りないだろう」
『ふふっ
そうだね、お父さんの寿命
これ以上短くできないね』
「頼んだぞ」
漣さんと同じ目で笑う美夜は
本当に美波さんと漣さん
両方に似ていてみてるこっちが
笑ってしまうほどに
