美しい自然に囲まれながら 世界の醜さを考える、 いや人間の醜さを考える俺も 大概綺麗とは言えない。 『ここにいたの?』 「美夜。もういいの?」 『うん、元気にしてるよって ちゃんと伝えられたから』 「そっか。」 美夜の手を握り歩き出した 美夜にとって大きな一歩だ。 彼女にとっての人生最大の 悲しみだったに違いない 彼女の母は偉大な人だった だからこそ、深い愛情を 抱いていたからこその それ以上の悲しみ そんな悲しみを乗り越えられる 人間もまた哀しいほど美しい。