ミーアキャット







無意識に彼女はいつも俺の
理性をかき乱す





「あぁ・・もう。
もう少し持て俺の理性。」


ぶつぶつと念仏のように
唱え続けそのうち美夜が
目を覚ました



『あれ・・大翔。』



「起きた?」




『いつきてたの?』



「さっきだよ。
着替え持ってきたから」



『ありがとう。』



「あ、それと漣さん
もうすぐ帰ってくるって」


『え、本当!?』


「仕事順調そうだったよ
ニュース見て驚いて
連絡来たんだ」



『・・・もう出てるんだ』



「さすがに黙ってるわけには
行かないよ。

今週は生放送も控えてたからね」



『もうあれ出れないよね・・・・。』



「仕方ないよ
事務所も今は安静が一番だって
わかってるからこれぐらい
どうとも思ってないさ。

いつも美夜は働きすぎなくらいだからね」



歌番組があるたび
美夜は毎回それに出てる

365日丸一日休みの日なんてない