ミーアキャット





今度は俺は衝撃で
息をも忘れた



『ふふっ18年間
私たち変なところで気を使って
こんな風になるまで
すれ違ってたなんて』


おばさんがなくなってから
美夜のこんな笑顔見たことない


それぐらい輝く笑顔で俺を
みてる




「・・・本当?」



『私、今まで一度だって
大翔に嘘ついたことないよ?』



「うん、そうだね・・・
でも少し信じられないくて」



『ひどいなぁ私の言葉が信じられないの?』



「違う。
美夜の言葉が信じられないんじゃないよ

自分の中でこんな幸せな人生を
送れるなんて思ってなかった

美夜のそばにただいるだけで
俺は十分幸せだったんだ

それ以上があるなんて・・
到底信じられないよ」




『大翔は難しく考えすぎよね。
私たち両思いだったって気づいただけなのに』



くすくす止まることのない
美夜の笑い声に俺は涙腺が少し
ゆるんだ