口だけはまだ動いてくれるようで すらすらといえた 美夜の方が俺に依存しているように 見えてよっぽど俺の方が 美夜に依存していて 美夜がいなくなれば俺は 死人同然だった 『・・・大翔!』 大声で俺を呼ぶ声に はっとした 「美夜・・・?」 『大翔は昔からそう。 自分のことは後回しで 私のことばかり優先して。 自分の気持ちをいつも 一線引いて私に本音を言ってくれない』 泣き出しそうな美夜に俺は 慌てる