「美夜、またこんなところで寝て
風邪ひくって言ってるだろう?」



『そうなる前にいつだって
大翔が見つけてくれる』



「・・・はぁ、少しだけだからね」



『ふふ、大翔。』



「ん?」



『ずっとそばにいてね』



「・・・うん。
美夜のそばを離れたりしないよ」




春の風吹く音楽室


俺の膝に頭をのせ
目を閉じる彼女に
俺は誓う


彼女の望むすべてを
俺はかなえてやりたかった