靴箱には、「死ね」「消えろ」などの紙が何枚も入っている。


最初は耐えれなかったけど、今は慣れた。

ーまだ楽な方だろう、と。


「愛川さーん、ちょっと来てよー?」


そう呼ぶのは、クラスの中心の、加賀紗里奈。


ーまた何かされるんだ。


ビクビクしながら私たちは屋上に向かった。