走っていく優と、歩いてる私。





この間が、私たちの溝を表しているようで。





泣きそうになるのを、奥歯で噛み締めて飲み込んだ。




__________________
__________




なんとか泣かずに学校についた。





とぼとぼと教室に入ろうとすると 廊下で優と莉乃ちゃんが歩いてくるのが見えた。



うつむきながら早足で教室に入る。





ずっとあの二人を見ていたら、また情けなく泣いてしまいそうだから。