「いつまでも、優くんに甘えてばかりだと思うよ。」 ぎゅっと口を結ぶ。 奥歯を噛み締めて、涙をこらえた。 「いつまでも、優くんと花音ちゃんは子供じゃないの。」 「………………」 「そこんところ、よろしくね」 そう言って、莉乃ちゃんは元来た道を走って行った。 私はそのままへなへなとしゃがみこんだ。 涙が昨日のように溢れて。 冷たい廊下にポタポタと落ちた。