今、君に伝えたい

「そ、そっか……」





なんだか朝みたいな感情にまた支配される。





ばかだよ私、自爆だよ…。





「か、彼氏なんだから…ちゃんとエスコートしなよ?」





「知ってる。」





家が見えてきて、私は情けなく、泣きたくなっていた。





私は優の顔をみて、






「じゃあ、勉強するから早く帰るね!バイバイ!」





と、下手くそな嘘をついて





大げさに手を振りながら、引きつった笑顔を見せた後 くるっと後ろを向いて家へ走り出した。