「本当に…病院に電話いれるわね」






「うん」






それだけ言うと私は自分の部屋に戻った。







記憶が戻ったとしても、今までの生活は何も変わらない。






しばらく宿題をしていたら、お母さんが部屋に入ってきた。






「もう病院にはいかなくていいって。」






「んー」






「あんた、宿題はちゃんとするようになったんだね」






「え、普通じゃない?」






「前までは宿題ほったらかしてスマホを触ってたんだから。」






「えっ、本当に?!」






「受験までに赤点以上とれそうね〜…というか、とってもらわないとこまるし」






「勉強中だから退出してくださーい!」






「あぁごめん」