「俺、絶対佐山のこと 好きになんかならないから。」





「う、うん。」





やばい…顔熱い……。





絶対私、顔がゆでダコみたいに赤くなってるはず。





少し、ほんの数秒。





優は私の顔を見つめた後、くしゃっと私の頭をぽんぽんとした後 隣の家に入っていった。





私も、ずっとそこで立ちずさんでいると不思議に思われるから家に入った。





なんなんだろう、この気持ち。







明日から、優は莉乃ちゃんの『彼氏』になっちゃうんだね。