今、幻のような声が聞こえたような……。
気のせい……?

すると高守さんは、スマホを操作しながら

「大体さ~女って、ちょろいんだよな。
ちょっといい顔して学歴や財産をチラつかせたら
簡単に落とせてさ~誰がそんな女に
本気になるかつっーの」

「俺は、低レベルの女に満足する訳ないじゃん。
今日は、思ったより……いい女だったが
テーブルマナーがなってないし。あれは、ボツだな。
堀下って女と一緒で一度寝たらゴミ箱行きと……。
よし、次は、この女をひっかけるか……」

その瞬間。

ぶちギレた私は、そいつをグーで殴り飛ばしていた。

お前は、何様だ!?

殴られた高守って野郎は、
飛ばされ転がった。

「なっ!?何するんだよ!?
俺の美しい顔を殴りやがって!!」

美しい顔だと……?

「確かにあんたの顔は、イケメンだ。
それは、見てよう。だがな。
女を道具や暇潰しのように扱うゲス野郎は、
二度と自慢が出来なくなるように……今ぶっ潰す!!」

バキッボキッと指を鳴らした。

はぁっ?
誰が低レベルで、ゴミ箱行きだ?

いくら頭が良くてもその腐った根性と
女を馬鹿にしたくそ野郎に言われないと
ならねぇーんだよ!?

しばくぞ!?

「な、なんて野蛮な女なんだ!?
お前、それでも女か?
暴力を奮うとかありえねぇー訴えてやるからな!!」

鼻血を出しながら言ってきた。