「あぁ、怒りを抑えたりストレス発散に
やっているだけだ。多少気が紛れるからな。
気にするな……ってか
こうなったのも誰のせいだと思ってんだ!?」

えっ?私のせい!?

逆に思いっきり地雷を踏んでしまう。

な、何でそんなに叱られないといけないの?

もう泣きたい気分だった。

説教が終わる頃には、焼き鳥が
すっかり冷めてしまった。

うぅっ……せっかくの焼き鳥が……。

「チッ……冷めてしまったか。仕方がないな。
また温め直すか……」

ブツブツと言いながら焼き鳥を電子レンジで
温めに行ってしまう。

半べそになりながら横になる。

「おい、生田。生田?
まったく……泣き疲れて眠ってしまったか」

呆れながら近付いて行く課長。

私は、どうやら泣き疲れて
眠ってしまったようだった。

そんな私を課長は、お姫様抱っこすると
ベッドに運んでくれた。

ベッドまで運ぶと布団をかけてくれる。

「お前は、そんなに
ハイスペックないい男がいいのか……?
どうしたらお前の心を手に入れられるんだ」

課長は、そう言いながら軽く手で涙を拭ってくれた。

そして……私の唇にkissをしてきた。