営業課に戻ると課長に預かった小包を渡した。

そして自分のデスクに戻る。
すると後輩の堀下さんが私に声をかけてきた。

「ねぇねぇ生田先輩。
今日は、予定とか空いていますか?」

「えっ?別にないけど……」

何で予定なんか聞いてくるのだろう?
不思議に思っていたら

「実は、今日予定している合コンが
どうしても人数が足りなくなりまして。
今代わりの人を捜しているんです。
良かったら生田先輩もどうですか?」

ご、合コン!?

「その合コンにイケメンの
ハイスペックの男とか居るの!?」

「は、はい。K附属大学出身者ばかりですが……」

やったーこれは、チャンスだ!!

そこでハイスペックのイケメン男を
ゲットするぞ。

私にもチャンスが舞い込んできたことを
大喜びした。

そんな話を黙って聞いていた課長は、
お昼休みに

「お前……今日合コンに行くのか?」

直接私に聞いてきた。 

「は、はい。堀下さんに
誘われて行くことにしました」

それよりも
何で、それを課長がそれ知っているんだ?