いや、見てねぇーから。

ハァッ……あぁいうキャピキャピした女子に
男達は、弱いんだろうな。

女の子らしいとか言ってさ。

女の本性も知らないで……。

何処かに居ないかなぁ~こんな私でも
受け入れてくれるイケメンのエリートとか。

「おい、生田。生田!!
聞いているのか!?呼ばれたらさっさと来い」

「えっ……は、はい!!」

怒鳴られたのに驚いて
思わず立ち上がってしまった。

周りは、それを見てクスクスと笑われてしまった。

呼んだのは、鬼課長として有名な
立花課長だった。

いつもガミガミと怒るし顔は、ヤンキーか
ヤクザと思うぐらいに目付きが怖い。

私は、密かに思っていた。
この人は、昔ヤンキーだったんじゃないかって。

仕方がなく課長のデスクまで行った。

あんたのせいで恥をかいたじゃん。

学生の頃だったら
マジでボコるところだわ。

「なんだ、この報告書は!?
誤字、脱字だらけじゃないか。
さっさとやり直せ!」

「……はいはい。」

「はい。は、一回」

「はい。」

くそっ~私を馬鹿にして。
ムカつく。